旧車・不動車のレストア
ガレージ湘南は旧車・絶版車、不動になったバイクのレストア専門店です。
輸入車や、長期保管により不動になったバイクの修理、各種オーバーホールはもちろん、外装パーツの塗装まで、ご予算やリクエストに応じた作業をおこないます。
バイク車検の代行・国内新規登録も承ります。
「愛車をリフレッシュさせて一生、乗り続けたい」
「思い入れのあるバイクを復活させたい」
ぜひ、ご相談ください。
25年不動だったCB1100Rが復活
依頼主は元レーサー。
お父様が新車で購入して、乗っていたCB1100R。その後、不動のまま25年が経過。
「自分が乗るので、走れる状態にしてほしい」とのご依頼です。
錆びだらけのインナーチューブを再メッキ、フロントフォークをオーバーホールしました。
不具合のある箇所を特定して、修理・整備を実施。
レストアではなく、オーバーホールメインのご依頼でしたが、「どうせなら、綺麗な状態で乗ってもらいたい」という代表 日向の思いから、エンジンを塗装させていただきました。
それ以外の箇所も、可能な範囲で錆を落とすなどして、全体的にバランスが取れるようリフレッシュしました。
【主な作業内容】
CRキャブレターオーバーホール、フロントフォークオーバーホール・再メッキ、クラッチ交換、車検代行ほか
車検後のCB1100RD SC08
ところどころ、年式が異なるパーツが使用されていたり、純正部品が廃番になっていてお待たせしましたが、喜んでいただけてよかったです。
ダイジェストで、CB1100R復活までの様子をビデオにしました。エンジン始動は1:19から。
※再生すると音が出ます。音量にご注意ください。
実績の一例
※青文字をタップすると、該当のページを見ることができます。
メグロ:Kシリーズ
カワサキ:A1、A7、マッハ、ビッグホーンシリーズ、Z1、Z2、W1、W3、GPz750F、Z1000MkⅡ、バリオス、Z750FX、ZX-10R、ZRX400、ゼファー550、ゼファー750
スズキ:Tシリーズ、GT750、GT380、GSシリーズ RGシリーズ RGガンマシリーズ、GSX400E、GSX-R750
ホンダ:NSR250R、CBR1000RR、CB1100R、CBX400F、CB72、そのほかCBシリーズ、VTR1000F、マグナ750
ヤマハ:RDシリーズ、RZ、ドラッグスター400
外車:アマゾンネス、ハーレダビットソン パンヘッド、BMW 単気筒、モトグッチ イモラ、DUCATI モンスター1000、トライアンフ サンダーバード、アプリリアRS250
よくいただくご質問
Q.レストア・不動車を動く状態にするのにいくらかかりますか?
A.非常に多く寄せられる質問です。
予算はバイクの状態や、お客さまの目的によってケース・バイ・ケースです。
2年前まで動いていたバイクと、30年間動いていないバイクでは、バイクの状態やかかる手間が全然、ちがってきますし、保管状況によっても、大きく変わってきます。
ですので、「実際にバイクの状態を見ないとわかりません」という回答になります。
あとは、お客さまがどういう状態に仕上げたいのか?によります。
・とりあえず走れる状態にして、外装は全く気にしない
・本格的に外装も、中味もリフレッシュする
・(上記のNSR250Rのように)レストアしつつ、カスタムする
予算を問わず、とことんされるお客さまもいれば、予算の範囲内で優先順位の高いところをやる。
いろいろなお客さまがいらっしゃいます。
基本的な流れとしては、
1、まずご自分のバイクにかけられる予算の上限をある程度、決めてから、問合せいただく
2、実際に当店でバイクの状況を見て、整備する必要のある箇所、交換が必要な部品などを判断して、だいたいの費用をお伝えする
この時、バイクの状態によってお客さまが想定していた以上に整備が必要なことも多々、あります。
たとえば、「エンジンだけかかるようになればいい」とお客さまが考えていたとしても、タイヤが古くなっていたり、ブレーキが固着していて動かなかったりすれば、安全に走る事はできないわけです。
「予算が少ないからブレーキとタイヤは後まわしにしましょう」
プロとして安全上、そういうわけにいかないので、安全に走るために必要な予算がとれない場合、当店ではお断りさせて頂くことがあります。
(ご自身ではできない箇所を当店へご依頼いただく場合、部分的な作業も承ります)
よくある作業の一例
長期不動車の場合、ブレーキの固着、タイヤの劣化(硬化)、フロントフォークのオイル漏れ、バッテリー交換のほか、燃料系統の整備・修理が必要なケースがほとんどです。
前出GSX-R750 インジェクション車のガソリンタンク。ガソリンは腐り、タンク内はひどい錆が発生していた。
フューエルポンプ(電磁ポンプ)
洗浄したものの、要交換。
ガソリンが腐って固着したTZR250のキャブレター。長期不動のキャブ車ではめずらしくない光景。
保管状況にもりますが、ガソリンが腐って固着していたり、ガソリンタンク内が錆びていることがあります。
ガソリンタンクの錆を除去するか、錆がひどい場合、ガソリンタンクを交換することになります。
インジェクション車の場合、写真のような状態ですと、ガソリンタンク内にあるフューエルポンプの交換(国産大型バイクの場合、部品代だけで8万円から10万円ほど)が必要になります。
またキャブ車の場合は、キャブレターのオーバーホールが必須です。
ほかには、スピードメーター、ウィンカーなど電気系統の不具合があげられます。
外から見てわからないのが電気系トラブル。エンジンがかけられる状態になった時に不具合が発覚します。
例:
ハーネスの取り付けが不適切(とくに改造されたハーネスの修正。一から配線を引き直す以上の手間暇がかかります)
「エンジンがかかった」と思ったのもつかの間、数十秒後にイグナイター(点火装置)が突然、故障したり、1箇所だけではなく、複数の箇所で不具合やトラブルを発見することもあります。
不動車や、旧車・絶版車はこれが日常です。
Q.レストアの正確な費用が知りたいのですが・・
A.基本は前出の回答でお伝えしたとおりです。
補足しますと、製造の古いバイクや、長期間不動だったバイクほど、整備作業を進めていくうちに予期せぬ不具合を発見するなど、イレギュラーが発生しがちです。
目に見えない部分は、分解しなければ状態がわからないです。
とくに電気系統は目に見えませんから、ほかの箇所を整備・修理して、「いざエンジンをかける」という段階で、不具合を確認することが多いです。
そこから不具合の箇所を探して、特定します。(長い場合は数ヶ月かかる事もあります)
部品の交換が必要になったり、純正部品が廃番で、海外から部品調達することもあります。
日本に届くまで、さらに数ヶ月かかる事もあります。
このように古いバイク、何十年も動いていないバイクをきちんと動く状態にする、ということは容易ではなく、イレギュラーが全く発生しない事はほぼ、ありません。
そういった意味で、レストアに平均的な費用、一般的な費用はなく、あらかじめ正確な費用をお伝えすることはできないのが通常だと思います。
最初にお伝えしたとおり、お客さまの目的(どの程度の仕上がりを求めるか)と、あとはバイクの状態次第という事になります。
レストア・不動車修理
作業までの流れ
1,専用フォームからお問い合わせください。
2,お問い合わせ内容を確認後、担当者が返信いたします。
現在、車両持ち込みによるエンジンオーバーホール・レストア作業はたいへん混み合っております。
「何年でも待ちます」というお客さまが常に順番待ちされているため、作業着手まで、かなりお時間をいただく事になります。あらかじめご了承くださいますよう、お願いいたします。
3,作業開始
作業着手の順番が近づいてきましたら、担当者より連絡させていただきます。
常時、このような状態のため、車両持ち込みの場合、受付から作業着手まで、24ヶ月以上お待ちいただく事になります。あらかじめご了承ください。
対応できないこと
族車、不正改造車、スクーター、電動バイク、キットバイクは取り扱っておりません。
・純正部品の取り寄せ(部品のみ注文)
・カウル製作(造形屋さんにお問い合わせください)
・洗車
・マフラー、チャンバー製作
そのほか当店の判断でお断りする場合がございます。
作業予約待ちのお客さまが常にいるため、急ぎ作業はお断りさせて頂きます。
悪しからずご了承ください。