バイクのオーバーホール専門店 内燃機加工、カスタム、サスペンションセッティング、バイク車検代行なら神奈川県藤沢市のガレージ湘南

作業の予約・ご相談はメールでお願いします。電話は作業中または予約済みのお客さまのみとなります。
お問い合わせいただいた時点でホームページの記載内容に同意したものと見なします。



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2スト エンジンオーバーホール
2スト車のエンジンオーバーホールならお任せください。
代表の日向は、市販レーサーRS250や、TZ250でレースに出場。みずからのマシンはもちろん、レース仲間のエンジンをオーバーホールしていました。
1987年には鈴鹿8時間耐久ロードレースにNS400で出場。2ストエンジン市販車のオーバーホールも数多く手がけています。


NS400はAUTO STUDIO SKILLのマシン。この時のメカニックは「YUZOチャンバー」の生みの親 故・柳沢雄造氏。
ホンダのホームグランドである鈴鹿サーキットで、唯一のホンダ製2ストマシンという事もあって、観客の声援は熱狂的でした。(チャンバーがへし折れてリタイヤするまで、上位を走行していました)
エンジンオーバーホール業務終了のお知らせ
2025年4月4日
拝啓 平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
さて、このたび当社では、永年にわたりご愛顧いただいておりましたエンジンオーバーホール業務につきまして、誠に勝手ながら本日をもって受付終了させていただくこととなりました。
(エンジン単体持ち込みのオーバーホールも終了となります)
2021年1月12日、「お茶の間でエンジンオーバーホールが見学できる」というコンセプトのもと、エンジンオーバーホール バーチャル見学会TM を公開以来、全国のお客様よりご依頼を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
今後は他業務を含め、すでにご依頼いただいた案件に邁進する所存です。
なお、エンジンオーバーホール後のアフターサポートや、保証対応につきましては、これまでどおり変更ございません。なにかありましたらご相談ください。
内燃機加工業務については、引き続き承ります。
お客様にはご不便をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げるとともに、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具

当店代表 兼 お問い合わせ担当
日向 正篤(ひゅうが まさあつ)
湘南工科大学卒。ロードレース国際A級ライダー。MCFAJエキスパート500クラス 3年連続シリーズチャンピオン(1987年-1989年)。
ガレージ湘南を経営するかたわら、鈴鹿8時間耐久ロードレースに15年連続参戦(1983-1998年)。
インドや韓国、インドネシア、マレーシア選手権のほか、公道レース マカオGP、全日本ロードレース選手権、もてぎ・菅生・エビス・富士スピードウェイ耐久レースなど、国内外のレースに出場。
ヨシムラジャパン創業者「ポップ吉村」こと吉村秀雄氏から直接、エンジンチューニングを学び、これまでに手がけたエンジンはバイクだけで1,080基(2020年12月時点)を超える。
乗ったバイクの馬力をほぼ正確に当てることから、「人間シャーシダイナモ」の異名を持つ。
レースで使用した車両:
Z1/GS1000SZR/GSX750E/油冷GSX-R750/SV1000S/GSX-R1000/SRX600/FZR750R(OW01)/TZ250/RS250/NS400R/VFR750R(RC30)/RVF750(RC45)/VTR250/VTR1000SP-2/DUCATI 888/TL1000R
所有バイク:
CB1100R/ZRX1100/CB400FOUR/NSR250R MC28/ハーレー FLSTC/VT250 SPADA/DUCATI 851(過去所有 Z1/GSX750/CB750F/ZX-11/RC30/TZ250)
レース用:
GSX-R1000/GSX-R750/VTR250/CBR650F/HRC NSR Miniほか
オーバーホール実績(一部)
カワサキ:KSR80、250SS/350SS/400SS/500SS/750SS、KH250/KH400/KH500/KDX125
ホンダ:NS400R、MVX250F、NSR250R、NS-1、CRM、RS250(レーサー)
ヤマハ:RD250、RZV500R、RZ350/RZ250、R1-Z、TZR250、ランツァ、TZ250(レーサー)、DT125
スズキ:ウルフ250/ウルフ125、TS125、GT750/GT380、RG500Γ、RGV250Γ
アプリリア:RS250
NSR250R SE(MC28)
エンジンフルオーバーホール(ピストン一式、シリンダー新品交換、クランクシャフト、ベアリング交換)、T2レーシングチャンバー、ステムベアリング交換、ブレーキオーバーホール&ブレーキホース交換、YSS製リアサスペンション交換、フロントフォーク再メッキ&チタンコーティングほか、ほぼ、フルレストアしました。
現在は日向所有。ふじさわ産業フェスタに展示しました。





センターシール交換。基本的にシールなどゴム製品は走行の有無に関係なく劣化し硬化します(未走行車でも)
メッキが施されたシリンダーの場合、主に摩耗するのはピストンリングです
クラックが入っていた部品はアフターパーツに交換


実走行です


MC28用 YSSリアサスペンション
TZR250(1KT)

当店で納車したTZR250です。
高校生(当時)が初めてのバイクとして、お父様と2ストを購入しに来られました。
(お父様はむかし、NSR250に乗っていたそうです)
フロントフォークをチタンコーティングし、2022年現在も大切に乗っていらっしゃいます。
DT230 ランツァ(逆輸入車)


クランクシャフトを修復しました


KH400
焼き付く寸前の状態で入庫してきました。


真ん中のシリンダー(2番)のピストンがとくに激しく損傷していました


ピストンの頭や、シリンダーの燃焼室はびっしりとカーボンが蓄積しています


サイレンサーからはオイルがたれ、エンジン側はカーボンがつまってました


オイルポンプ
2ストロークエンジンは、オイルポンプによって、エンジンオイルとガソリンを混合して燃焼させ、エンジンを潤滑させています。(分離給油といいます)
ところがオイルポンプが故障した場合、エンジンを潤滑させるために必要なオイルが流れなくなるため、エンジン故障の原因になります。(焼きつきや、抱きつき)
分解してチェックすると、過去にオイルポンプを分解した形跡がありました。金属粉が中に詰まっていて、試行錯誤した様子がうかがえました。
写真のやじるし部分で傷が確認できると思います。
おそらく、そのまま滅茶苦茶になったオイルポンプ元に戻して、前オーナーは売却したのでしょう。
現在のオーナーさんは、そうとは知らず、購入されたようです。
ただ、不幸中の幸いだったのは現在のオーナーさんが、たまに近隣を走る程度で、長距離を走ったり、遠方に行かなかったこと。
もし、頻繁に乗って距離を走っていたり、オーバーホールするのが遅れていたら、完全に焼き付いていたかもしれません。


シリンダーは大きなダメージがなく、再利用可能でした。クランクケースも分解して、各部をチェックします

固着やサビでボルトを外すのに苦労するのは、4ストロークエンジンと同様です


オーナー様の意向によりクランクベアリングは洗浄して、再利用。オイルポンプは、入手できなかったため、混合仕様にしました。
※混合仕様とは
ガソリンにエンジンオイルを混ぜて、エンジンを潤滑する方式(混合給油ともいいます)。レーシングマシンやカートエンジンに採用されています。
オイルポンプを使用しないことで、エンジンパワーのロスがない、ガソリンとオイルの比率(混合比)を自由に変えられる、耐焼き付き性に優れるといったメリットがあります。
給油のたびに混合ガソリンをつくる手間がかかりますが、長距離を走らず、たまにしか乗らない方であれば、混合仕様のほうが無難といえます。
オーバーホール後のエンジン音
基本メニュー
■空冷・水冷共通
おおまかな作業の流れは4ストロークと同じです。
※2ストの場合「■5、シリンダーヘッド」の工程がありません
参考
・エンジン腰上(シリンダー)/腰下(クランクケース)分解・組み立て、ガスケット・カーボン除去、クランクシャフト芯出し
・ピストンリング、ピストン、ピストンピン、ピストンクリップ、ガスケット・シール類、クランクベアリング、コンロッド等の交換
・キャブレターオーバーホール(フロートガスケット交換、フロート調整、セッティング含む)
■水冷の場合
クーラント(冷却水)、ラジエーターホース、シール類、ウォーターポンプガスケット等の交換
Q.2ストロークエンジンの寿命はどれくらいですか?
A.公道走行の場合、走行距離20,000kmごとが目安です。
たとえばNSR250Rだと、(エンジンオーバーホールなしで)20,000km以上走っているバイクで、完調なエンジンを見たことがないです。
NSR250Rにかぎらず、使用環境によって差はありますし、20,000kmを超えたからといって、すぐ走行不能になるわけではありません。
たとえば、人間で言うと、病気じゃないから、生きてるから「健康的で元気」とはかぎらないですね。
それと同じで「動いている」「壊れていない」ことと、エンジンの状態が良いという事はまったく別の話です。「動けばいい」というレベルなら、20,000kmを超えても走ることは可能です。
ただ、エンジン以外にキャブレターや、オイルポンプなども劣化が進みます。
エンジン焼き付きのリスクを考えると、20,000kmごとが目安というわけです。
いっぽうでオーバーホール無しで4.6万kmを超える場合もあります。(当店の社用車 空冷120cc 単気筒)
4スト以上に扱い方、乗り方で寿命が大きく変わるのが2ストと言えます。
ご依頼について
部品供給について
エンジンオーバーホールに必要な部品の有無や、価格はお客様でご用意くださいますようお願い致します。
「この部品ありますか?」「いくらですか?」
ご質問いただいても、当店ではわかりません。バイクも部品も無数にありますし、価格や在庫は日々、変わるからです。
純正部品や社外部品の有無は、下記サイト等で調べることができます。
参考情報として掲載しておきます。
※弊社が製品の適合や品質を保証するものではありません。製品については、取り扱い店にお問い合わせくださいますようお願い致します。
◆純正部品
ウェビック
https://www.webike.net/
パーツオンライン(ウェビックで取扱いが無い部品が売っていることも)
https://www.partsonline.jp/
◆リペアパーツ
エンジン・ガスケットリペアパーツ
DMR-JAPAN ホンダ・カワサキ
https://dmr-japan.co.jp/shopping/
NTB
https://www.marunakayoko.net/
◆社外部品
キャブレター SmartCarb
https://smartcarbfuelsystems.com/
絶版バイク部品専門店 BRC
http://www.brcinc.co.jp/
PMC
https://www.win-pmc.com/
BRC KH・SS/GT380
http://www.brcinc.co.jp/
ドレミコレクション SS・KH
https://shop.doremi-co.com/
TKRJ エンジンパーツ
http://www.tkrj.co.jp/jp/
TOSHI-TEC
RZ系/RZV500Rピストン
http://www.saturn.dti.ne.jp/tosh-tec/tkrj.html
PROX(日本製)
https://www.xam-japan.co.jp/piston-kit/
SAOテクニカルサービス
TZR/R1-Z/TDR/RZ/RZVピストンキット
http://saotec.jp/ospiston.htm
オートボーイ エンジンパーツ
https://www.autoboyss.com/
シフトアップ
マッハ/KHガスケット
http://www.motor-shiftup.co.jp/dreamtimer/index.html
Wossner(ヴォスナー) ドイツ
https://www.webike.net/brand/1724/
50cc〜450cc以下
VERTEX(ヴァーテックス) イタリア
https://www.webike.net/bm/1000118013161182/2198/
タイガパフォーマンス
海外製 パーツ販売サイト
https://spiralspinner.jp/
◆電装系パーツ CDI イグニッションコイル
H.CRAFT
メガスピード
http://www.mega-speed.info/
◆海外オークション
セカイモン
https://www.sekaimon.com/